-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2025年9月 日 月 火 水 木 金 土 « 8月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

皆さんこんにちは!
塩見木工所、更新担当の富山です。
目次
~スムーズな開閉と空間の質感を支える職人の技~
今回は、内装工事の中でも“空間の完成度”に大きく関わる建具工事について詳しくご紹介します。
建具とは、ドア・引き戸・障子・ふすま・サッシなど、空間の仕切りや出入口を形成する可動式の部材を指します。見た目の印象はもちろん、使いやすさ・防音性・断熱性などにも大きな影響を与える、非常に重要な仕上げ工事です。
とくに最近では、デザイン性の高い建具やバリアフリーに配慮した仕様など、機能性と美観を両立した建具が求められています。
まずは、使用場所や動線、空間デザインを考慮しながら、適切な建具の形式を選びます。
開き戸(片開き・両開き):最も一般的で、住宅のトイレや個室のドアなどに多く使用されます。
引き戸(片引き・引き違い・引き込み):開閉スペースが少なく、バリアフリーにも対応しやすいため、高齢者施設やリビングで人気。
折れ戸:収納スペースや脱衣所など、コンパクトに開閉できるのが特徴。
吊戸(上吊り式引き戸):下にレールがなく掃除がしやすいため、最近の住宅で人気です。
使いやすさはもちろんのこと、開閉のしやすさや耐久性にも注目して選定する必要があります。
建具の種類が決まったら、次は開口部の寸法・水平・垂直をミリ単位で調整します。
下地の狂いを修正し、建具枠を取り付ける準備を整える
枠の厚みや建物の構造体との取り合いをしっかりと計測
フローリングや壁材との境界部の納まりを事前に確認
わずかなズレが、扉のひっかかりや不自然な音の原因になるため、ここが最重要の工程のひとつです。
次に、実際の建具枠(木枠・アルミ枠など)を取り付け、丁番やレールを用いて本体を設置していきます。
レベルや垂直をチェックしながら仮止め → 本締め
扉がスムーズに開閉するように調整(隙間、戸当たり、遊びの確認)
引き戸の場合は戸車の高さ調整やストッパーの位置決めが重要
音鳴り・閉まりのスピードなど、細かい“動き”の仕上げにこだわる
木製建具や障子などの天然素材は、湿度や季節による伸縮や反りも想定して施工する必要があります。
最後に、開閉に関わる金物類の取り付けを行い、施工完了です。
ドアノブ・レバーハンドル・鍵
ソフトクローザーやドアストッパー
スライドレールやサッシのクッション材 など
使いやすさだけでなく、安全性やデザイン性にも直結するため、お客様の要望に合わせた選定と調整が求められます。
建具は、室内空間を快適に仕切り、空気・音・光をコントロールする役割を担っています。
開閉がスムーズでストレスがなく、美しく納まっているかどうか――それが、建物全体の“完成度”に大きく影響します。
だからこそ、職人の精密な調整と、現場に応じた柔軟な施工判断が不可欠なのです。
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
塩見木工所、更新担当の富山です。
徐々に暖かくなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?
さて、本日からシリーズ更新が始まります!
目次
家やオフィス、店舗などの空間を作る上で、欠かせないのが家具建具工事です。私たちが普段何気なく使っているドアや収納、パーティションなどの設備は、実は専門の職人によって丁寧に作られ、取り付けられています。
「家具建具工事って具体的にどんな仕事なの?」
「家具と建具の違いって?」
そんな疑問を解決するために、家具建具工事の基本について詳しくご紹介します!
家具建具工事とは、建物の内部にある家具やドア、仕切りなどを製作・取り付け・調整する工事のことを指します。
例えば、新築の住宅やリフォーム工事では、**収納棚やキッチンカウンターを造作したり、室内ドアや窓枠を設置したりする工事が行われます。**また、オフィスでは、空間を区切るためのパーティションや間仕切りの設置が必要になります。
こうした工事は単なる装飾ではなく、使いやすさや耐久性を考えた設計・施工が求められます。つまり、家具建具工事は空間の機能性や快適さを向上させる重要な工事なのです!
✅ 住宅での家具建具工事
✅ オフィスでの家具建具工事
✅ 店舗での家具建具工事
「家具」と「建具」はどちらも室内にある設備ですが、それぞれ役割が異なります。
家具工事では、収納棚やキッチンカウンター、デスクなどの「造作家具」を設置する工事を指します。オーダーメイドの家具を作る場合、デザインやサイズを自由にカスタマイズできるのが特徴です。
📌 家具工事のポイント
✅ スペースにぴったり合った収納を作れる(無駄な空間をなくせる!)
✅ 既製品にはない、こだわりのデザインを実現できる
✅ 使いやすさや耐久性を考えた設計が可能
建具工事では、ドアや障子、引き戸、窓枠など「建物の開口部」を作る仕事を指します。建具は空間を仕切る役割を持ち、動きがスムーズであることが重要です。
📌 建具工事のポイント
✅ 開閉しやすいスムーズな動作が求められる(歪みや傾きに注意!)
✅ 防音・断熱などの機能性も考慮する
✅ デザイン性と使いやすさのバランスが大切
種類 | 主な役割 | 具体例 |
---|---|---|
家具工事 | 収納や作業スペースの確保 | キッチン収納、オフィスキャビネット、本棚 |
建具工事 | 空間の仕切りや開閉機能 | 室内ドア、引き戸、窓枠、障子 |
住宅やオフィスの機能性を向上させるためには、家具工事と建具工事のバランスが重要です。
例えば…
✅ 収納と間仕切りを一体化させた造作家具(スライド収納扉付きの本棚など)
✅ 空間に馴染むデザインのオリジナル建具(無垢材を使った引き戸など)
このように、家具工事と建具工事を組み合わせることで、より快適な空間を作ることができます。
家具建具工事は、単に「物を作る仕事」ではなく、人々の暮らしをより便利で快適にするための工事です。
例えば、狭い部屋でも壁一面に収納を作ることで、スッキリとした空間に。家具や建具の配置によって、部屋の印象を大きく変えることができます!
オーダーメイドの家具や建具は、しっかりとした素材で作られるため、既製品よりも長持ちします。ライフスタイルに合わせた設計ができるのもメリット!
デザインやサイズ、機能性を自由に決められるため、世界に一つだけの家具や建具を作ることができます!
家具建具工事は、住宅やオフィス、店舗などの快適な空間作りに欠かせない工事です。
✅ 家具工事 → 収納棚やキッチン、カウンターなどの「造作家具」を作る
✅ 建具工事 → ドアや窓、引き戸などの「建物の開口部」を取り付ける
オーダーメイドの家具や建具を取り入れることで、使いやすさとデザイン性を両立した空間を作ることができます!
次回は、「家具工事の流れ!オーダーメイド家具ができるまで」について詳しく解説!
「オーダーメイドの家具ってどうやって作るの?」
「どんな工程を経て出来上がるの?」
そんな疑問にお答えしますので、お楽しみに!