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月別アーカイブ: 2026年9月

塩見木工所のよもやま話~第37回~

皆さんこんにちは!

 

宮崎県日向市を拠点に木製家具や建具の製作を行っている

塩見木工所株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

 

職人の手仕事が生む価値

― 細部まで丁寧に仕上げる技術 ―

 

 

 

 

家具や建具は、毎日の暮らしの中で何度も目に触れ、手で触れるものです。

テーブルや収納家具、カウンター、棚、室内ドア、引き戸など、生活や仕事を支えるさまざまな製品があります

一見すると同じような形に見えても、使われる材料、加工方法、部材の接合、表面の仕上げなどによって、使いやすさや印象は大きく変わります。

職人による家具・建具製作では、お客様のご希望や設置場所に合わせ、一つひとつの工程を丁寧に進めます。

機械を活用しながらも、木材の状態を見極め、手で触れて確認し、細かな部分まで整える。そこに、職人の手仕事ならではの価値があります✨

 

 

 

ご要望を形にする打ち合わせ

 

家具や建具の製作は、材料を加工する前の打ち合わせから始まります。

どこで使用するのか、何を収納するのか、誰が使うのか、どのような雰囲気にしたいのかなどを伺います

収納家具であれば、収納する物の大きさや量によって、棚の高さや奥行きが変わります。

建具の場合は、開き戸と引き戸のどちらが使いやすいか、周囲の壁や家具と干渉しないか、毎日スムーズに開閉できるかなどを確認します。

完成時の見た目だけでなく、実際に使う場面を想像しながら仕様を考えることが大切です。

「既製品ではサイズが合わない」「空いている場所を有効に使いたい」といったお悩みも、オーダー製作によって解決できる場合があります。

 

 

 

現地採寸の重要性

 

設置場所に合わせて製作する家具や建具では、正確な採寸が欠かせません

建物の壁や床は、すべてが完全な水平・垂直になっているとは限りません。柱や巾木、コンセント、配管などが設置されている場合もあります。

図面上の寸法だけで製作すると、現場へ運んだ際に納まらなかったり、周辺へ隙間ができたりする可能性があります。

そのため、必要に応じて現地を確認し、幅、高さ、奥行きだけでなく、周辺の状態や搬入経路なども確認します。

大型家具の場合は、製品を室内まで運べるか、廊下や階段、入口を通れるかも重要です。

製作前の丁寧な確認が、設置時の美しい納まりにつながります。

 

 

 

木材を見極める職人の目

 

木材は自然素材であり、一枚ごとに木目や色合い、硬さなどが異なります

同じ種類の木材でも、節の位置や木目の流れによって印象が変わります。

職人は、製品のどの部分に使用するのかを考えながら材料を確認します。

目立つ場所には美しい木目を生かし、強度が必要な箇所には状態の良い部分を選ぶなど、完成後の姿を想像しながら配置します。

木の個性を欠点として隠すのではなく、デザインの一部として生かせることも、職人の手仕事の魅力です。

材料の特徴を理解し、用途に合った使い方をすることが、品質の高い家具・建具につながります。

 

 

 

正確な加工と組み立て

 

採寸と材料選びが終わったら、図面や寸法に合わせて加工します

切断、削り、穴あけなど、一つひとつの加工精度が、組み立て時の仕上がりを左右します。

わずかな寸法のずれでも、扉がきれいに閉まらない、引き出しの動きが悪い、接合部分に隙間ができるといった問題につながります。

加工後は、部材同士が正しく合うかを確認しながら組み立てます。

無理な力で押し込むのではなく、必要に応じて細かく調整し、安定した状態へ仕上げます。

機械による正確な加工と、職人の手による微調整の両方を組み合わせることが大切です。

 

 

 

手触りを整える研磨作業

 

家具や建具は、人が直接触れるものです。

表面や角にざらつきが残っていると、手触りが悪いだけでなく、衣服や手を傷つける可能性があります。

研磨作業では、表面の状態を手で確かめながら、少しずつ滑らかに整えます

広い面だけでなく、縁、角、取っ手まわり、部材の接合部分なども丁寧に確認します。

必要以上に削ると形が変わってしまうため、均一な仕上がりを意識しながら作業します。

目で見るだけでは分からないわずかな凹凸を、指先の感覚で確認することもあります。

 

 

 

塗装で素材の魅力を引き出す

 

塗装には、家具や建具の色や艶を整えるだけでなく、表面を汚れや水分などから守る役割があります

木目を生かした自然な仕上げ、空間の雰囲気に合わせた色など、ご希望や用途に応じて仕上げを検討します。

塗装前の研磨や清掃が不十分であれば、塗りむらや異物の付着が目立つことがあります。

一度で厚く塗るのではなく、材料や仕様に合った方法で工程を重ねます。

完成後の見た目だけでなく、日常的な使いやすさやお手入れも考えて仕上げることが重要です。

 

 

 

取り付けまでが家具・建具製作

 

製作した家具や建具は、現場へ運び、決められた場所へ設置します。

壁や床との取り合いを確認し、ぐらつきや大きな隙間がないよう調整します

扉や引き出しは、何度か動かしながら、開閉の重さや周囲との接触がないかを確認します。

建具の場合は、季節や室内環境による木材の変化も考え、必要な調整を行います。

製作が終わった時点ではなく、お客様が安心して使用できる状態まで確認して初めて完成です。

 

 

 

求職者の皆さんへ|手仕事を技術に変える

 

家具・建具製作では、木材の知識、図面の読み方、機械や工具の扱い方、塗装、取り付けなど、幅広い技術が身につきます

未経験の方は、材料の運搬、清掃、工具の準備、先輩の補助などから始めます。

一つずつ工程を経験し、木材の特徴や加工方法を学びます。

最初は時間がかかった作業も、経験を積むことで正確に進められるようになります。

細かな作業が好きな方、ものづくりに集中できる方、自分がつくったものを長く使ってもらいたい方に向いている仕事です。

 

 

 

まとめ

 

職人の手仕事が生む価値は、見た目の美しさだけではありません。

お客様のご要望を伺い、設置場所を測り、材料を選び、加工・研磨・塗装・取り付けまで丁寧に行うことで、使いやすく品質の高い家具や建具が完成します

「空間にぴったり合う収納をつくりたい」「既製品にはない家具が欲しい」「使いにくくなった建具を相談したい」など、ご要望をお聞かせください。

家具や建具の製作について、用途や設置場所に合わせた方法をご提案します。オーダー製作や取り付けのご相談も、ぜひお気軽にお問い合わせください

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

塩見木工所株式会社は宮崎県日向市を拠点に木製家具や建具の製作を行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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