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塩見木工所のよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

 

塩見木工所、更新担当の富山です。

 

 

【第6シリーズ】オフィス・店舗での家具建具工事の実例!

~空間づくりの主役は“見せる建具”~


今回は、一般的な市場での住宅以外での家具建具工事の実例をご紹介します!

住宅だけでなく、オフィスやカフェ、レストラン、商業施設など、あらゆる空間において、家具や建具は「印象」と「使いやすさ」の両方を担う大切な要素です。


■ オフィスの間仕切り工事

 

現代のオフィスでは、「オープンすぎず閉鎖的すぎない」空間設計が求められます。

例えば、

  • フレキシブルに仕切れる可動式の間仕切り建具

  • 会議室や打ち合わせスペースに防音性の高い引き戸

  • 収納を兼ねた造作壁+スライドパネル

など、建具の工夫次第で業務効率も格段にアップします。

また、木目を活かしたデザインにすることで、硬くなりがちな空間にぬくもりを与えることもできます。


■ カフェ・レストランのカウンター・テーブル製作

 

飲食店では、「デザイン」と「機能性」の両立が非常に重要です。
お客様の目に最も触れるカウンターやテーブルは、**お店の“顔”**とも言えます。

  • カウンターは経年変化を楽しめる無垢材で製作

  • テーブルは傷がつきにくいウレタン仕上げ

  • オーダー製作で店の雰囲気や導線に合わせたレイアウト

など、世界に一つだけの空間をつくり上げます。

現場での納まりを確認しながら、ミリ単位での調整をするのも職人の腕の見せ所です。


■ 商業施設の什器(じゅうき)工事

 

什器とは、商品を陳列・収納するための棚や展示台のこと。
アパレル・雑貨・食品など、業種ごとに異なる見せ方の工夫が必要です。

  • ブランドロゴに合わせたカラーリングと照明配置

  • 商品に合わせて可動棚や収納をカスタマイズ

  • 強度を保ちつつ軽量化された構造

「商品が一番輝くように魅せる什器」を作るには、デザイン性だけでなく、耐久性や安全性への配慮も欠かせません。


■ 建具職人だからできる、現場への“フィット”

 

既製品をただ並べるのではなく、空間そのものを読み、最適な家具・建具を創り出すのが私たちの仕事です。

オフィスや店舗では、搬入経路の制限や既存内装との調和など、住宅とはまた違った難しさがあります。
それでも、“空間全体の中での一体感”を大切にしながら設計・製作を行うことで、機能性と美しさを両立した仕事が実現するのです。


まとめ:家具建具は空間の「空気」をつくる

 

どんなに立派な建物でも、家具や建具がチグハグでは台無し。
逆に、細部にまでこだわった建具ひとつで、空間の格がグッと上がるんです。

これからも私たちは、住宅だけでなく、店舗やオフィスなど幅広いフィールドで、
“空間と人をつなぐ家具建具”を届けていきたいと思っています。


 

次回もお楽しみに!

 

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