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日別アーカイブ: 2025年11月10日

塩見木工所のよもやま話~第17回~

皆さんこんにちは!

 

宮崎県日向市を拠点に木製家具や建具の製作を行っている

塩見木工所株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

木製建具の魅力 ― 自然素材が生み出す“温もりと品格”
〜手仕事のぬくもりが息づく空間づくり〜


建築の世界で「建具(たてぐ)」といえば、ドア・窓・ふすま・障子など、
人と空間をつなぐ“境界”の役割を果たす重要なパーツです。
その中でも、木製建具は昔から日本の住まいに欠かせない存在。

木の質感・香り・表情は、他の素材では決して真似できない独特の魅力があります。


自然素材ならではの風合い

 

木製建具の最大の特徴は、自然が生み出す優しい風合いです。
木目の一筋一筋には個性があり、同じ木でも色味や節の出方が異なります。

年月を重ねるごとに艶が増し、経年変化による“味わい”が出てくるのも魅力。
それは、まるで人が歳を重ねて深みを増すようなもの。

和室の障子や欄間、框(かまち)戸など、
光を柔らかく透かす木の建具は、どこか懐かしく、心を落ち着かせてくれます。


調湿性に優れた素材

 

木は「呼吸する素材」といわれます。
湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥すると放出する――。
この調湿効果によって、室内の空気を自然に整えてくれます。

特に日本のように四季があり、湿度変化が激しい気候では、
木製建具は室内環境を快適に保つ“天然の調湿器”のような存在です。

夏の蒸し暑さをやわらげ、冬の乾燥を和らげる。
木の力が、暮らしの中に自然な安らぎをもたらします。


加工の自由度とデザイン性

 

木は切る・削る・彫るなどの加工がしやすく、
職人の手によって多彩なデザインを生み出すことができます。

格子戸・組子細工・欄間彫刻など、
日本の建具職人たちは古くから木の特性を活かし、
“機能美と芸術性”を融合させた空間づくりを実現してきました。

現代の住宅でも、無垢材や集成材を使った建具は人気が高く、
ナチュラルインテリアや高級住宅、旅館、茶室など、
“静けさと温もり”を演出したい空間に選ばれています。


メンテナンスの楽しみ

 

木製建具は、金属や樹脂製と違って手をかけるほどに美しくなる素材
乾拭きやオイル塗布を定期的に行えば、
ツヤが増し、木目がより際立ちます。

小さな傷も「味」として受け止められるのが木の良さ。
家族の歴史とともに成長していく建具は、まさに“住まいの記憶”です。


✨ まとめ

 

木製建具は、自然素材のぬくもり・調湿機能・美しい造形――
すべてが調和した「人と暮らしに寄り添う素材」です。

最新の住宅トレンドの中でも、
“木のある空間”は再び注目を集めています。

木製建具があるだけで、
家が「住まい」から「癒しの場所」へと変わる――
そんな力を持つ、時代を超えた建築素材なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

弊社は宮崎県日向市を拠点に木製家具や建具の製作を行っております。

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